舞台は静岡は伊豆半島のとある町。
温暖な気候とゆっくりした時間の流れのお蔭か、猫がたくさん住んでいます。
そんな中の小さな一匹と、ひとりの女性の絆を描いたちょっと不思議で、
ほっこり、にっこりなアットホームな物語です。
経験、性別、年齢は問いません。あなたの夢の第一歩の作品にしてください。
公演日 2019年10月17日(木)〜20日(日)
会場 絵空箱(江戸川橋)
<あらすじ>
やきそば、タコ焼き、かき氷にタイ焼き。
懐かしい昭和の香り漂う、半分駄菓子屋の小さな食堂“伊豆屋”には、
態度はでっかい小さな猫がおりました。
名前はタマ子。
店の主人の熱海(あつみ)とは喧嘩の絶えない、それはそれは仲のいい二人暮らしです。
遠い昔、拾ってきたタマ子を一週間寝ずの番をしてミルクを飲ませ、
なんとか命を繋いだはいいのですが、
日に日に生意気な口を利くどら猫に育ってしまいました。
店に来る客たちそんな二人に呆れ顔。
そんなある日、いつものように喧嘩をして店を飛び出したタマ子は車に轢かれ、
歩くことが出来なくなりました。
今までのように笑うことがなくなったタマ子も、徐々に年をとっていくのでした。
そんなタマ子を元気づけようと、熱海はタマ子と旅に出ます。
そして、タマ子が大好きな海の見える丘の上・・・
タマ子は熱海の胸の中で、息を引き取りました。
その顔はとても穏やかだったそうです。
<主な登場人物>
タマ子・・・0〜15歳の猫
熱海(あつみ)・・・伊豆屋の店主
伊東康成・・・常連 売れない作家 着物で暮らす
みかん・・・八百屋の看板娘 タマ子と気が合う
河津さくら・・・恋に悩むOL一年生
お米・・・近所の猫 タマ子の親友
波やっこ/刑務所にいた過去を持つ芸者
沼津先生/獣医 猫の保護に奔走している
キンメ/旅先で出会うさすらい猫
ほか
|